たびのはなし

女1人で世界一周×3したわたしが旅に関するエッセイ・予備知識を得るための本・旅行記などを勝手に紹介

世界の郵便ポスト―196ヵ国の平和への懸け橋

この本はすごい。 普通のおじさん(やってることは普通じゃないんだけど)が、郵便への愛、特にポストへの愛が強すぎて、196ヶ国を自分の足で訪れ、ポストを撮影することだけに費やした記録なのだ。 まず日本が国家として認めている国はアフガニスタン以外全…

一号線を北上せよ

『深夜特急』の沢木耕太郎が、あれからもっと時が経ってから、あの時の旅を時折振り返りながら、いろんな国を訪問する。 読んでいると、その国の空気感が分かる(もちろん行ったことがあるからというのもあるが)描写ができるのは本当にすごいと思う。 ベト…

わたくしが旅から学んだこと

2019年1月に亡くなった兼高かおるさんの著書。 スーツケースのティータイムという本は、兼高さんの世界で体験したいろいろなことや考えがインタビュー形式でまとめられた本だったが、本著は自ら今までを振り返って書かれた本。かなり晩年になってから書いた…

みんなの旅ごはん日記 異国の、忘れられない一皿

旅ブロガーとして有名な方々の記事の中から、食に関するレポートを抜粋してまとめた一冊。 アジア、中東、オセアニア、北米・中南米、ヨーロッパ、アフリカと全世界に渡って、高級レストランから路上の屋台まで満遍なくという感じ。 食べ物の写真を見ている…

空飛ぶ野菜ソムリエ 世界の旅ごはん

2018年5月に発行された割と新しい旅グルメ本 食のスペシャリストである著者の各国美味しかったものや、それに出会うまでの道のり、その都市の市場の様子など、食をテーマとして書かれた本である。 その国への行き方や予算感などは詳細の記載がないため、そう…

スーツケースのティータイム

残念ながら2019年1月5日に亡くなった旅行ジャーナリスト兼高かおるさんの著書。 発売は昭和60年となっており、その25年前に世界一周旅行に番組としてではあるが出かけた。その世界一周旅行や、それ以外の取材の旅について振り返りながらインタビュー形式で話…

終わりなき旅の終わり さらば、遊牧夫婦

「遊牧夫婦」「中国でお尻を手術。 (遊牧夫婦、アジアを行く)」の完結編。 最後は中国からユーラシア大陸を横断して、最後はアフリカにまで行く。5年も旅するなんて羨ましい限り。でも夫婦だからこその色々大変さもあった。 途中で自分に合わない国などもあ…

中国でお尻を手術。 (遊牧夫婦、アジアを行く)

『遊牧夫婦』の続きで、主に中国に住んだ時の話が書いてある。 東南アジアも少しだけ触れているが、ほぼ書いていないので何かの参考になるかと言われると特にならないと思う。 中国って自分が行った時もそう思ったけど、「ありがとう」をあまり言わない、で…

遊牧夫婦

結婚してすぐに世界を放浪しながら定住するということを決めた夫婦の旅行記で、旦那さんの方が書いている本。旦那さんは東大卒で吃音症がある方で、(東大とは明記されてないけど)学生時代や吃音に関する話も書いてあり、人となりが少し伝わってくる。 本作…

手紙の行方

90年代が青春真っ只中だった人たちには「山口智子」というと、THEサバサバした女の代名詞というか、そういった女性がいてもいいんだと教えてくれた女優さんであると思う。少なくとも私はそう思う。 90年代はアイドルの時代ではなかった。小室サウンドが常に…

モンキームーンの輝く夜に

『ガンジス河でバタフライ』で一躍有名になった「たかのてるこ」さんのラオスに行って恋をしてしまった、というかなり赤裸々な旅行記というよりは告白をまとめた本。 ラオスの首都ビエンチャンで市場に行った時に日本語を勉強しているという青年に会う。本の…